
和紙はその厚み、独特の手触りによる重厚さがあります。名刺専用の印刷機などでも試してみましたが、紙の迫力に負けてしまうため、一番バランスを良くするには、やはり活版印刷での印刷が最適であるという結論に達しました。
現在の印刷物の大半は、コストパフォーマンスの高い印刷方式であるオフセット印刷で行われています。
活版印刷が行われている所は少なくなりましたが、その力強さと活字の美しさには独特の魅力があります。その希少価値も高くなってきていると思われます。

ハンコなどと同じで、印刷される部分が一段高くなっていて、浮き出た形になっています。その部分にインクを付け、紙をのせて上から圧力をかけて紙にインクを転写することで印刷されます。また、印刷用の版として樹脂版を使用しています。
樹脂版の特徴として、以前の活字にないバリエーション豊かな、味わい深い紙面を作ることができます。
■手フート印刷機
1990年代までよく用いられてきました。
足踏み式の「フート印刷機」を改良した「手動フート印刷機」です。(手フートとも呼びます)
シンプルな仕組みで、丸いインク受けにインクを盛り,ローラーでのばしつつ版にインクをつけ,紙を版におしつけます。
また、インク受けはハンドルを上下するごとに少しずつ回転し,インクがむらなくのびるように工夫されています。
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| メタルベース |
ジャッキクサビ |
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作成した版下(筆耕の場合は手書きのもの)から製版用フィルムに写し、樹脂版へ転写して、活版印刷の版が完成します。その樹脂板をメタルベースに貼りつけます。
「チース」という黒い枠の中に版を配置し、ジャッキクサビでスキマを埋めます。そしてジャッキハンドルで版を固定させます。
版を印刷機にセットします。
上の丸いインク受けにインクを
まんべんなく塗ります。
次に用紙をセットします。
レバーを引き、印刷します。
仕上がりを確認し、微妙な調整を行います。
印刷後、インクをよく乾かしてからケースに入れて完成。
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